SONY ICF-2001D/ 2010 マイコン/時計用電源改造
ICF-2010のマイコン/時計用電源の電池の保ちが悪くなった。以前は半年以上保ってゐたのが三ヶ月程で消耗するやうになった。
ICF-2001D/ 2010は二系統の電源を必要とする。4.5Vの主電源と3Vのマイコン/時計用電源である。4.5VはACアダプターまたは単一電池三本から取り、3Vは単三電池二本から取る。
マイコンの電源はマイコン/時計用電源のみから供給される。主電源が供給されてゐるときでもそこから電力を供給しない仕組みになってゐる。時計用電源であることもあるが常に3V電源は電力を消費してゐる。
マイコン/時計用電源の電池が消耗してくると液晶表示が薄くなり、時計の時刻が大きく遅れ出す。
この電池の保ちが悪くなった理由はラヂオの動作時間が長くなったことだ。
サービスマニュアルによるとこの部分の全電流は、AIR/AM 270uA、FM 265uAである。
連続動作を仮定して電池の持続時間を概算する。単三電池の容量を500mAhとすれば、
500mAh / 270uA = 1852h =77.2日
二ヶ月強しか保たないことになる。最近のラヂオの稼働時間に比べるとこの日数は見合ってゐる。
以前は一日に5時間ほどの稼働時間でありそれが最近は三倍の15時間近くなってゐたから、半年余りの寿命が三ヶ月程度になるのは合ってゐる。
三ヶ月程度で単三電池を交換するのが煩はしいのと、交換の時にメモリ内容がクリアされるのだがそれが嫌なのでマイコン/時計用電源電池寿命を延ばす改造を行った。
主電源供給時はマイコン/時計用電源を主電源から供給するやうにした。3.3Vレギュレーターを4.5Vラインに接続し、電池とレギュレーター出力の後にショットキーダイオードを直列に入れ逆流を防止し3Vラインに電力を供給する。
これで快適な利用が期待できる。
私はICF-2001Dより前に開発されたICF-7600Dも持ってゐる。この時計用電池は何年も保つ。五年に一度位の交換だと思ふ。液漏れしてゐないか心配になる位の長期持続時間である。2001Dのマイコン/時計用電源の保ちはこれに比べて悪すぎる。大して開発時期は違はないと思ふのだが差が大きい。
ICF-7600D 定価46800円 昭和58(1983)年7月発売
(ラジオ工房BCLラジオ博物館による)
ICF-2001D 定価69800円 昭和60(1985)年1月発売
(らくしゅみ、2010/07/05 SONY ICF-2001Dカタログの項による)
改めて各ラヂオの定価を見て驚いた。7600Dもこんなに高いラヂオだったか。2010は十五年前の円高の時に34000円でアメリカから購入した。









