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アマチュア無線家向け機器測定サービス

「アマチュア無線家向け機器測定サービス」を行つてゐます。

詳しくは下記のサイトで。
 http://www.hide-radio.com/measurement.html

但しJARD本部の「測定器室の開放(一般利用サービス)」が利用できる場合はそちらを推奨します。

スプリアスの厳密な測定を手動で行ふと非常に煩瑣で時間が掛ります。JARDの一般利用サービスではソフトウェアを実行させ自動測定させてゐるとのことです。ならば一回の測定に掛る時間は長くないことでせう。

測定点数が多くなく、二時間の利用時間内で済む見込が立てばJARDのサービスは非常に安価です。

近所のアマチュア無線少年の世話をする意味合ひで、来宅する未成年には料金を半額に設定しました。

2021年5月31日 (月)

ALC機能付据置型マイク

 430Mハンディー機用に据置型マイクを更新した。

 近年WEBカメラ内蔵マイクや電話会議用スピーカーマイクの性能が良いので、口を近付けて使用するマイクを不便に感じてゐた。マイク本体を無線機付近に置いておき、30cm程度離れたところからの発話を想定してゐる。PTTスイッチも手許で操作するやうにした。廃マウスを利用しマイク本体から1m弱の長さまで延長してゐる。

 今後はマイコンによるPTT制御を計画してゐる。トグルで送信オンオフ、長押しするとオンの間のみ送信、三分経過で送信を停止するタイマーを実装する。

  •  使用半導体 NJM2783 新日本無線
  •  出力レベル 約5mV (スタンダードC450用)

 Img_1269_1

 

2021年4月18日 (日)

IC-375ノッチフィルターボリューム 軸潰れ

 中古品のアイコムIC-375、ボリュームの軸が潰れて傾いてゐた。相当な力が掛つたやうだ。簡単に元に戻せない。

 この事故は随分前に起つたやうだ。フロントパネルの軸の左側につまみの縁で擦つた傷がある。

Ic375_notch

 このボリュームはアルプスのRK071だがアルプスはローレット軸の品種をもう製造してゐない。困つたものだ。

2021年3月23日 (火)

ICOM IC-290 帯域外領域スプリアス推測

 アイコムIC-290はJARDにより「機器単体で新スプリアス規格適合機器として保証が出来ない機器」とされてゐる。その理由は帯域外領域にあることがわかつた。局部発振器のスペクトラムを観測したところ中心周波数から2.2kHzに-45dBcのスプリアスが見られた。このスプリアスはCWモードの帯域外領域に入るため不合格となる。

Copy20210321_004s

134.25MHz LO信号

Ic290_lo

観測点 (図はアイコム英語版サービスマニュアルより引用)

2021年1月25日 (月)

縦振電鍵で打ちにくい文章

就寝前に縦振電鍵の打鍵練習をしてゐる。

和文の題材として振り仮名のある子供向けの文章を見てゐる。
その中に打ちにくい文章があつたので紹介する。

 アフリカ・エチオピアのせんしゅだったアベベは、1960ねん
 のローマオリンピックと、1964ねんのとうきょうオリンピッ
 クでつづけてゆうしょうしました。アベベのあとにも、オリンピ
 ックのマラソンで2どかったせんしゅはでていますが、アベベの
 かちっぷりはとびぬけています。

ゆつくり打つたり、エレキーで打つなら苦もないが縦振りで高速打鍵をしようとするとアベベ、アベベの繰り返しが苦しい。
短点の連続を所望の長さで止めるのが苦しくアベヘラになつたりする

次に欧文の題材を挙げる。

Extend the Drop-in Network with Embedded Development
The Drop-in Networking Starter Kit includes XBee interface
boards and modules, hardware accessories, software,
and documentation to further explore embedding a wireless
networking solution into your specific application. 

この文章ではEmbedded Developmentがしびれる。dのしつこさと短い符号の連続が難しい。xbeeもbに注意しないと腕ががたがたになる。accessoriesもrに到達してからiesを打つのが面倒になる。

 

引用文献
清水義範「マラソンの王者アベベ」世界の偉人たち、倫風2018年10月号、(一社)実践倫理宏正会
"Drop-in Networking GETTING STARTED GUIDE"(90000996-88_A), Digi International Inc., 2008

2021年1月 6日 (水)

八重洲FT-102S送信スプリアス測定結果 最終版

この記事は過去の記事「八重洲FT-102Sのスプリアス測定結果」を更新するものである。

 ヤエスFT-102S(10W機)の送信スプリアスを全帯域、全電波型式で測定した。その結果、高調波だけでなく基本波近傍にも技術基準を超えるスプリアスが発生してゐた。基本波近傍に現れるスプリアスの強度が大きくなるのはSSBモードであり、特に14M、18M、21M、24M帯で著しい。一方、域外領域におけるスプリアス発射のレベルはいづれも技術基準に対し餘裕を持つて合格してゐた。

  • 試験点数
     1.9M帯から28M帯まで電波型式ごと33点について試験を行つた。A1A信号の測定はキーイングせず連続送信状態で行つた。試験周波数は1.9M帯の電話と28M帯を除き指定周波数とし、1.9M帯の電話は1860kHzにて、28M帯は帯域の上端下端とした。
    Ft102_msmt_table
  • 試験個体製造番号
     2M071***

  • 試験時の設定
     A3Eモードでは搬送波電力をドライブつまみを調節しPEPの-6dBに設定した。F3Eモードでは搬送波電力をドライブつまみを調節しPEPに設定した。 電話の試験信号は疑似音声を用ゐた。

  • 不合格箇所
     33測定点の内18点で不合格となつた。不合格の測定点を下表の赤印で示す。
    Ft102_msmt_result_table


  • 不合格理由
No. 周波数 モード 詳細
1 1.9M   2倍高調波
2 3.5M A1A 2倍高調波
3 3.8M A1A 2倍高調波
4 7M A1A, J3E 2倍高調波
5 10M A1A 2倍高調波
6 14M A1A 2倍高調波
7 14M J3E 13.72M
8 18M J3E 3倍高調波
9 21M J3E 20.77M
10 24M J3E 24.64M
11 28.06M A1A, J3E, F3E 2倍高調波
12 29.64M A1A,  F3E 2倍高調波

 

  • 不合格状況
    J3Eモードでのスプリアス信号増大例(クリックすると別ウインドウで表示)
    A015_2_14m_a1a_j3e_1r5m

    基本波近傍に現れるスプリアス(24.94MHz J3E )
    Ft102s_24mm_a3jspur_000s

2020年12月23日 (水)

八重洲FT-100(D)送信スプリアス調査

 ヤエスFT-100(D)はJARDにより「機器単体で新スプリアス規格適合機器として保証が出来ない機器」とされてゐる。この機種1台について送信スプリアスを測定したところ16測定点で不合格となつた。HF帯スプリアス領域の不要発射の強度は舊(旧)基準40dBの減衰比を満たしてゐるものの50dBには至らない測定点がある。430M帯では60dB未満のスプリアスも観測された。特に対策が困難であるのはVUHF帯A1A信号の帯域外領域である。52MHzでは50M帯アマチュア帯域内に基準を超えるスプリアスが発生する。3.8M帯J3E信号は音声信号による変調成分が広がり、信号近傍のスプリアス領域で基準を超える。外付機器による対策ができないか困難なものがあるため、FT-100を現行基準に合格させるには相当の手間が掛かる。

  • 試験点数
     1.9M帯から430M帯まで電波型式ごと51点について試験を行つた。A1A信号の測定はキーイングせず連続送信状態で行つた。各帯域を指定周波数の1点にて測定する豫定であつたが、広帯域の50M帯、430M帯は不合格の項目があつたため一部を除き測定周波数を上中下に拡大して測定した。
    Ft100_msmt_table
  • 試験個体製造番号
     0N16****
    本個体は50W機である。

  • 不合格箇所
     51測定点の内16点で不合格となつた。不合格の測定点を下表の赤印に示す。
    Ft100_msmt_result_table

     不合格要因を集約すると下記の通り。
    Ft100_msmt_summary
    5番に類似する事象として「RJX-601のスプリアス」を挙げる。
  • 不合格状況
    • VUHF帯A1Aモード帯域外領域
      A023_1_435m_a1a_obsp2k5s

      435MHz A1A
      信号帯域外領域 スパン2.5kHz
       
      搬送波近傍の位相雑音が大きく60dB以上の減衰比が得られない。
    • SSB変調成分の広がりA023_1_3r8m_j3e_nrhs
      3.8MHz J3E
      信号 帯域外領域の上端からfc+250kHzまで
       測定帯域下端に見られる強い雑音は変調による。この後チャンネルパワー測定を行ひ10kHz当りの値を測定するが不合格。
    • その他要注意周波数
      A023_1_3r8m_a1a_nrh30ms
      3.8MHz A1A信号 fc+250kHzから30MHzまで
       
      搬送波の+310kHzにスプリアスがあり基準値すれすれ。

2020年12月 8日 (火)

アイコムIC-706 Sメーター較正

 アイコムIC-706のSメーターを較正した。S1当りのレベルはS5以上で2または3dB程度と大きくない。S9以上は公称10dBの段階に対してばらつきがあつた。変化特性は観測した帯域では揃つてをり、144M帯のみ絶対値が下に約10dB移動してゐた。

Ic706_smeter_1
IC-706 Sメーター表示

 

 仕様周波数帯の内5帯域について測定を行つた。アンテナ端子にSGを接続し、Sメーターが触れない信号強度から始めて1dB単位でレベルを上げた。Sメーターのセグメントが安定に点灯したレベルを記録した。ここで記録されるのはSメーターセグメントの下限レベルになる。

  Ic706_smeter

Ic706_smeter_tbl1Ic706_smeter_tbl2

  SメーターS1当りレベルの一般的な話はIC-706に適用できないことがわかつた。一般的にHF帯は6dB、VUHF帯では3dBなどとされてゐる。しかしIC-706では50M帯と144M帯の特性づけがHF帯と同じと考へられる。

 S1当りの変化はS9以下で3から1dB程度と小さくなつてゐる。S1からS9迄レベル差は13dB程度しかなくSメーターの振れは軽い。S9以上では公称10dBに対し6から13dBとばらついた特性となつてゐた。

2020年12月 5日 (土)

ヤエスFT-100(D) Sメーター較正

 ヤエスFT-100(D)のSメーターを較正した。S1当りのレベルは均一ではなかつた。S8以下では変化が小さく、S8からS9にかけて変化が大きくなつてゐた。S9以上の範囲も20dB毎に揃つてゐない。変化特性は50M帯と144M帯は異なつてゐたが430M帯と他の帯域は絶対値が異なるもののほぼ同じであつた。

Img_0944_1_20201205130101
FT-100(D) Sメーター表示

 仕様周波数帯の内6帯域について測定を行つた。アンテナ端子にSGを接続し、Sメーターが触れない信号強度から始めて1dB単位でレベルを上げた。Sメーターのセグメントが安定に点灯したレベルを記録した。ここで記録されるのはSメーターセグメントの下限レベルになる。
Ft100_smeter

Ft100_smeter_tbl1

 Ft100_smeter_tbl2

 SメーターS1当りレベルの一般的な話はFT-100に適用できないことがわかつた。一般的にHF帯は6dB、VUHF帯では3dBとされてゐる。しかしFT-100では、430M帯の変化特性がHF帯のものと同じことからHF帯とVUHF帯の特性づけが異なつてゐるとは見えない。また直線性も良くない。S1からS5は殆ど変化がなく、S9附近で変化が大きくなり、S8からS9では3dBや6dBではなく10dB以上の変化率となつてゐる。

2020年12月 2日 (水)

ヤエスFT-100(D) IFフィルター設定

 ヤエスFT-100(D)はIFフィルターの設定を誤ると受信、送信できなくなる。未実装のフィルターを指定した場合信号をその経路を通すやうに制御するため信号が切断されるからである。オプションIFフィルターの実装状況に合はせて設定を確認する必要がある。

Img_0942_1

 この現象はAMモードのみで送信信号が出てこない不具合を端緒に認識した。搬送波はCWモード出力の約-70dBと非常に小さかつた。受信時のフィルター帯域幅は「6.0」と「2.4」が選択可能であつたが「6.0」にすると受信信号が消えた。信号経路の切断が疑はれた。

 この個体はFT-100DであるためCW500Hzフィルターが標準実装され、AM6kHzフィルターは未実装であつた。この場合AM受信時に6kHzのフィルターは選択できないはずであるが上述の通り「6.0」が選択可能になつてゐた。以上から設定の誤りが疑はれた。

 AMフィルターの設定は設定メニュー32番にありこれが誤つてゐた。

32 AM/CW-N FILT: 6.0

となつてゐた。AMフィルターが未実装の場合

32 AM/CW-N FILT: oFF

とする必要がある。このため送受信信号を未実装のフィルター経路に通す設定になつてゐた。信号経路は切断される。

 FT-100(D)でAMモードだけ送信信号が出てこない現象は故障ではなかつた。IFフィルターの設定が誤つてゐるとこの現象が発生する。フィルターの実装状態と設定を一致させておくことが重要である。

2020年10月 4日 (日)

Insertion loss and attenuation (S21) of Ameritron ARF-1000 LPF

Ameritron ARF-1000 is an HF multiband LPF which can handle 1kW PEP. I was looking for an HF multiband LPF because my old HF transceiver with a vacuum tube final amplifier (Yaesu FT-102S) fails in the 2nd harmonics level in the spurious emission test in Japan. ARF-1000 was a candidate for it. But Ameritron has not disclosed the typical performance of ARF-1000. Then I bought one and tested it with a VNWA3 network analyzer. As a result, the insertion loss was around 0.2 dB and the attenuation of the second harmonic was at least 10 dB.

Img_0871_1

We can select 6 different cut-off frequencies with ARF-1000. The cut-off frequencies are 2.3 MHz, 4.4 MHz, 8.0 MHz, 14.5 MHz, 21.6 MHz, and 30.0 MHz.

  • Cut-off frequency 2.3 MHz
Frequency (MHz) Insertion loss or attenuation (dB) 2nd harmonic reduction ratio (dB)
1.9 0.15  
3.6 19.47 19.32

Arf1k_2r3m

  • Cut-off frequency 4.4 MHz
Frequency (MHz) Insertion loss or attenuation (dB) 2nd harmonic reduction ratio (dB)
3.8 0.15  
7.0 20.00 19.85

Arf1k_4r4m

  • Cut-off frequency 8 MHz
Frequency (MHz) Insertion loss or attenuation (dB) 2nd harmonic reduction ratio (dB)
7.2 0.14  
14.0 22.26 22.12

Arf1k_8m

  • Cut-off frequency 14.5 MHz
Frequency (MHz) Insertion loss or attenuation (dB) 2nd harmonic reduction ratio (dB)
10.2 0.14  
20.2 17.78 17.64
14.4 0.41  
28.0 42.03 41.62

Arf1k_14r5mArf1k_14r5m2

  • Cut-off frequency 21.6 MHz
Frequency (MHz) Insertion loss or attenuation (dB) 2nd harmonic reduction ratio (dB)
14.4 0.16  
28.0 10.19 10.03
18.2 0.15  
36.1 30.28 30.13
21.5 0.21  
42.0 59.41 59.20

Arf1k_21r6m Arf1k_21r6m2 Arf1k_21r6m3

  • Cut-off frequency 30 MHz
Frequency (MHz) Insertion loss or attenuation (dB) 2nd harmonic reduction ratio (dB)
25.0 0.13  
49.8 31.58 31.45
28.0 0.17  
29.7 0.26  
56.0 60.41 60.15

Arf1k_30mArf1k_30m2

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